携帯電話3社が5日発表した6月の契約数は、新規契約から解約を差し引いた純増減数で、
米アップルのスマートフォン（高機能携帯電話）「iPhone」が好調なソフトバンクモバイルとKDDI（au）が純増を確保した一方、
NTTドコモは5900件のマイナスとなった。ドコモの純減は1月以来、5カ月ぶり。
ドコモはソニー製の「エクスペリア」と韓国サムスン電子製の「ギャラクシー」の最新2機種を割引販売する「ツートップ戦略」を展開。
MNPで高速通信「LTE」対応のスマホを購入すると、基本使用料を割り引く販売促進策も進めたが、
「他社に押され、思ったほど効果が上がらなかった」（同社）という。
ただ、ツートップの2機種は発売後の約40日間で計120万台が売れており、キャンペーンなどとの連動で巻き返しを図る。